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意外と知らないオリンピックでの選手たちの報酬、待遇は?(冬季編)

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現在開催されている平昌オリンピックで多くの日本人選手が活躍し、過去最多のメダルを獲得していますね。

 

特にフィギュアスケートの羽生選手、宇野選手の金,銀メダルや、スノーボードハーフパイプの平野歩夢選手の銀メダル、スピードスケートの小平選手、団体パシュートの金メダルなど日本人選手の活躍がありました。

その他にもカーリング女子の躍進などとても見所の多いオリンピックですね。

 

話がそれましたが、そんな日本代表選手達がオリンピックなのに意外と好待遇を受けていない事をご存知でしょうか?意外と知られていない選手たちの待遇を知って頂きたいと思います。

 

 

 

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オリンピックとは?

4年に一度開催される世界のスポーツ祭典。スポーツを通した人間育成と世界平和を究極の目的とし、夏季大会と冬季大会を2年毎に行っています。

現在開催されている平壌オリンピックは、冬季として23回目のオリンピックとなり、また韓国での初開催です。

 

気になる選手たちの報酬、待遇は?

オリンピック出場での報酬

日本オリンピック委員会(JOC)からは出場する事での報酬はありません。
各競技団体、所属会社もしくはスポンサーから報酬が発生する事はよくあるようです。

また渡航費、宿泊費などは基本的にはJOCが負担します。
しかし場合によっては、渡航費なども自腹になる場合もあるようです。

 

渡航時の待遇は?

JOCの規定などによると、選手の移動は往路復路とも基本的にエコノミークラスの利用。但し、競技団体が負担、もしくわスポンサーから協賛が得られた場合はビジネスクラスにアップグレードする事もあるようです。
要するに、サッカーなど人気のある競技は団体がお金を持っているのでビジネスクラスになります。またサッカーの場合はA代表に限らずアンダー代表でもビジネスクラスに乗る事があるようです。
またANAやJALなど航空会社がスポンサーに付いている羽生結弦選手などはもちろんビジネスorファーストクラスにアップグレードされているでしょう。

しかし、まだあまり世に認知されていない競技などはスポンサーなども少ないでしょうから移動はエコノミーとなります。今大会のように平壌であれば日本から差ほど遠くはないのでそれほど負担になりませんが、これがリオデジャネイロなど遠方の場合はとても体に負荷が掛かります。

 

JOCはなぜ選手たちをビジネスクラス以上に乗せないのか?

理由は二つあるかと思います。
ビジネスクラスは贅沢だという文化がある

確かに10代20代の選手や小柄な選手はエコノミーでも差ほど負担にならないかもしれません。


②予算配分

渡航費を抑える事で、現地に『サポートハウス』を開設し、選手たちに手厚いサポートをしています。
現地での暮らしやトレーニング施設を充実させパフォーマンス向上を図っています。実際選手たちの評判は良いようです。

 

メダリストへの報酬

・JOCから各メダル毎に報酬が発生
 ・金メダル = 500万
 ・銀 〃  = 200万
 ・銅 〃  = 100万

 

 ・各競技団体から報酬が発生

競技種目 金メダル 銀メダル 銅メダル
フィギュアスケート 500万円 200万円 100万円
スピードスケート 500万円 200万円 100万円

ショートトラックスピードスケート

500万円 200万円 100万円
アルペンスキー 300万円 200万円 100万円
ジャンプ 300万円 200万円 100万円
ノルディックスキー複合 300万円 200万円 100万円
クロスカントリー 300万円 200万円 100万円
フリースタイルスキー 300万円 200万円 100万円
スノーボード 300万円 200万円 100万円
カーリング 0円 0円 0円
アイスホッケー 0円 0円 0円

 

 今回スピードスケートで『金、銀、銅メダル』を獲得した高木美帆選手の場合は、

  JOC   ⇒  500万+200万+100万

       =  800万

 

 競技団体  ⇒  500万+200万+100万

       =  800万

 

合計1600万円

 

結構な額の報酬がもらえるようですね。

 

・所属会社によって独自の報酬が発生

ドーム社の安田秀一CEOが、スポンサー契約を結んでいる竹内智香選手に『金メダルなら3333万円』と約束したと報道がありました。

その他にも「日本電産サンキョー」は、スケート部所属の長谷川翼、ウイリアムソン師円、高木菜那の3選手に対し、同社の永守重信会長は、ソチの時は「金2千万円、銀1千万円、銅600万円」のボーナスを約束しており、平昌でも恐らく同額の報酬が支払われると思われる。

こういった発言を各所属会社が行ってくれると、選手達のモチベーションアップにも繋がり、日本の競技レベルの向上に繋がるので是非推進して頂きたいですね。

 

 その他にメダリストになる事で、『テレビ、CM出演、講演活動』など露出が増える事で今後の収入にも影響があります。

 

他の国での報酬、待遇は?

金メダルの報酬

報酬額
シンガポール 約1億円
タイ 約3500万円
ギリシャ 約3000万円
ロシア 約2000万円
イタリア 約1500万円
韓国 約550万円
日本 500万円
アメリカ 約400万円
イギリス 0円

シンガポールは破格の1億円。過去に金メダル獲得者がいないので選手達の士気をあげる為に設定されているようです。

メダリストをたくさん輩出しているアメリカは、日本よりも少ないです。やはり人数も多く、メダルに対する希少価値が低いからですかね・・・。

そしてイギリス。まさかの0円。理由は、『報酬金によってモチベーションが変化する事はないから』との事。名誉を大切にするお国柄だとは思いますが、0円はあまりにも酷すぎる。

 

まとめ

 日本は選手に対する報酬、待遇は世界的にみると普通のようですが、個人的には国を代表して世界で戦っている選手達への待遇を手厚くしてほしいです。そうする事でより良い人材が集まってきますし、世界に日本をアピールするチャンスになると思います。

個人的にはせめて飛行機移動はビジネスクラス以上にしてあげて欲しいと思いました。

 

 

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